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認知症

認知症について

認知症のイメージ画像

「認知症」は高齢化社会の大きな問題であるとともに、どなたでも、どのご家族でも、考えていかなければならない一般的な疾患となっています。当クリニックでは、認知症の診療を行うとともに、病診連携等も行い、リハビリテーションや福祉面でのサポートによって、患者様の生活の質をより高く保てるよう、地域において努めていきたいと考えています。

認知症には、「変性性認知症」と「脳血管性認知症」があり、それぞれによって症状や進行度合いが異なります。「変性性認知症」の代表的なものとしてアルツハイマー型認知症があり、他にレビー小体型認知症などがあります。「脳血管性認知症」は、脳卒中(脳梗塞や脳出血などの脳血管障害)によって、神経細胞に異常をきたすことで発症するものです。

治療に関しては、薬による治療と、リハビリなどの薬を使わない治療があります。現在、病気自体を治す薬はなく、病気の進行を遅らせる、あるいは症状を抑えるためのものとなります。

薬を使わない治療法としては、将棋や簡単なパズルなどのゲーム性で刺激を与える「認知刺激療法」、昔の思い出や自慢話を語ることで、自尊心やコミュニケーション力の回復を目指す「回想法」、ウォーキングなどの有酸素運動による「運動療法」、音楽や絵画、書道などを通じ、日常生活動作の維持向上や表現の喜び、達成感を感じてもらう「芸術療法」などがあります。

アルツハイマー型認知症

認知症の約半分を占めるのがアルツハイマー型認知症で、脳にアミロイドβやタウと呼ばれる特殊なたんぱく質が溜まり神経細胞が壊れて減少し、脳が委縮していくことが原因と考えられています。それにより、初期にはもの忘れなどの記憶障害が現れるのが特徴で、次第に日常生活に支障が出るようになります。さらに時間や場所が分からなくなる見当識障害などが現れ、進行すると家族などの顔もわからなくなり、最終的には寝たきりとなってしまいます。アルツハイマー型認知症で使用できる薬は、コリンエステラーゼ阻害薬(塩酸ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン)、およびNMDA受容体拮抗薬(メマンチン)等があります。ちなみにアルツハイマー型には若年期認知症と初老期認知症があり、年齢が若くても認知症を発症する可能性があります。

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症では、脳内にレビー小体という、異常なたんぱく質からなる変性細胞が現れることで発症します。他にレビー小体がたまって運動が障害される病気にはパーキンソン病がありますが、レビー小体型認知症では、より脳の広い範囲にレビー小体がたまることで様々な症状がみられるようになります。アルツハイマー型に比べると、もの忘れなど認知機能の低下は軽いことが多いとみられています。また日によって症状が良くなったり悪くなったりしたり、実際にはないものが見える「幻視」や、悪夢を見て睡眠時に暴れる、さらにパーキンソン病と同様の、動作が緩慢になる、手足がふるえる、歩幅が小刻みになって転びやすくなるなどの症状も現れます。薬物療法としては、塩酸ドネペジルが保険適応の治療薬となっています。

脳血管性認知症

アルツハイマー型に次いで多い認知症で、脳卒中等により脳血管が障害されることで、脳の神経細胞に異常をきたし、発症します。出血や梗塞によって障害された脳の部位により症状が異なり、ダメージを受けている部分と受けていない部分が存在するため、保たれている認知機能と、低下した認知機能が存在する「まだら認知症」という状態になることもあります。また脳血管障害の再発などで、症状が安定していると思えば、突然、急速に悪化するという「階段状の進行」も特徴です。現在、脳血管性認知症の薬としては保険適用のものはありませんが、アルツハイマー型の薬が症状の改善に有効と言われています。脳血管性認知症では、原因となる脳血管障害を予防することが大切です。動脈硬化等の要因となる高血圧などの生活習慣病を改善することが、認知症の予防にもつながります。

院長
成川 真也
診療内容
脳神経内科 内科
電話
049-299-8687
所在地
〒350-1101
埼玉県川越市大字的場1215-3
アクセス
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診療時間
休診日:火曜日午後・土曜日午後・日曜日祝日
日祝
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