• 埼玉県川越市大字的場1215-3
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各検査(筋電図・神経伝道検査など)

各検査等について

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しびれやふるえなどの症状の原因は、脳や脊髄以外にも、末梢神経障害、筋疾患、痙縮、不随意運動等に問題があることも考えられます。当クリニックでは、筋電図検査や神経伝導検査を実施することが可能ですので、それをもとに的確な診断を下し、適切な治療を行っていくことができます。

筋電図検査について

筋電図検査は、筋線維の電気活動を記録することで、末梢神経や筋肉の疾患に関し調べるものです。「表面筋電図」と「針筋電図」があります。

表面筋電図

異常が疑われる筋肉の表面にある皮膚に、表面電極を貼り、筋肉が収縮する時に発生する電気刺激を測定します。筋肉の収縮を評価出来るため、ふるえや腕が勝手に動く、首が後ろに引っ張られる、などの不随意の運動を起こす疾患の評価に適しています。針などを刺さないため、非侵襲的(体に負担をかけない)で、あまり時間もかからず、筋肉全体の活動として捕らえていくことができます。

この検査が診断に役立つ主な病気
  • パーキンソン病
  • 痙性斜頚
  • 顔面痙攣
  • 痙縮
  • 舞踏病 など

針筋電図検査

筋肉に電極の付いた針を刺して検査することで、直接的に筋肉を評価できるものです。筋力低下や筋肉の萎縮の原因が、筋肉にあるのか末梢神経からなのか、あるいは脊髄にあるのかを推定でき、障害の部位や重症度なども評価できます。針筋電図では、筋肉内の微細な異常収縮も記録することも出来るため、表面筋電図より得られる情報が多くなっています。ただし、筋肉に直接針を刺しますので、多少の痛みを伴います。ほとんど出血はありませんが、出血傾向にある患者様については、きちんとした止血を行います。

この検査が診断に役立つ主な病気
  • ALS(筋萎縮性側索硬化症)
  • 多発筋炎
  • 筋ジストロフィー
  • 脊髄性筋萎縮症 など

末梢神経伝導検査について

末梢神経伝導検査は、皮膚の表面に近い位置に存在している手足の末梢神経を電気刺激で興奮させ、伝わった電気活動を手足の先で測定し、どれ程の電気を通すことが出来たのか、伝わるスピードは正常か、ということを計測するものです。それによって末梢神経障害の診断や重症度を判定することができます。運動神経および感覚神経の伝導検査を行います。

末梢神経とは、体中に張り巡らされている電気コードのようなもので、脳からの運動の指令を手足に伝えたり、触れた物の感覚を脳に伝えたりする役割を担っています。そのコードが切れたり、数が減ったりしてしまえば、伝える電力が下がってしまったり、スピードが遅くなったりしてしまいます。

運動神経で電力やスピードが低下すれば、「動きにくい」「動けない」という症状が認められるようになり、感覚神経でそれがあれば、「しびれる」「感覚がにぶい」「熱さ、冷たさがわからない」などの症状が認められるようになります。末梢神経は長い方が障害されやすいため、手足の先に手袋と靴下のような分布で脱力やしびれが出現し、徐々に広がることが多く、手袋靴下型感覚障害と呼ばれることもあります。

末梢神経障害には様々な疾患があり、以下のような疾病に関し、末梢神経伝導検査は非常に有用な検査となっています。

  • CIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎)
  • 糖尿病
  • 脚気
  • ギラン・バレー症候群
  • 手根管症候群
  • 肘部管症候群
  • 血管炎
  • POEMS症候群 など

また、刺激の強度や頻度、実施部位など検査方法を変えることで、末梢神経と筋肉の間をつなぐ神経筋接合部の評価を行うこともできるため、重症筋無力症の診断にも用いられます。

神経を電気によって刺激する検査のため、多少の疼痛を伴う場合があります。また心臓ペースメーカーを装着している患者様には検査を実施できません。

A型ボツリヌス毒素製剤 〜痙縮、眼瞼けいれん、顔面けいれんの治療〜 

ボツリヌス菌が産生するA型ボツリヌス毒素は、末梢神経と筋肉の接合部(神経金接合部)に作用して、神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を抑制し、神経筋伝達を阻害することにより、筋肉を弛緩させる働きがあります。その働きを利用し、症状のある部分にA型ボツリヌス毒素を注射することで、筋肉のけいれん症状を改善するのが、A型ボツリヌス毒素製剤による薬物治療です。

適応症は眼瞼けいれん、片側顔面けいれん、痙性斜頚、上・下肢の痙縮などで、健康保険の適用となります。本剤を用いた治療ができるのは、本剤による治療に関し十分な知識・経験を持ち、認可を受けた医師のみとなっており、当クリニックでは治療可能となっています。

たとえば脳卒中の後に、脳のダメージから筋肉の興奮を抑える働きが低下してしまい、過度に筋肉が緊張して、手足がこわばる痙縮を認めることがあります。痙縮をしている筋に直接A型ボツリヌス毒素を注射することにより、筋緊張を軽減することができます。また、まぶたや片方の顔面がけいれんする眼瞼けいれん、片側顔面けいれんにも、A型ボツリヌス毒素製剤は効果があります。

「一度注射したら、そのままずっと手足や顔に力が入らなくなるのでは」と心配される方もおられるかと思いますが、手足や顔全体が動かせなくなることはほとんどなく、A型ボツリヌス毒素は3ヶ月前後で筋弛緩作用がなくなります。すると阻害されていた神経は元に戻りますので、一度注射したらもう戻らないということはありません。定期的な注射は必要となりますが、繰り返しているうちに、こわばり、けいれんは軽減していきます。

「間違った筋肉に注射されたらどうしよう」という不安もあるかと思いますが、当クリニックでは筋電図検査を用いて、異常の出ている筋肉を同定し、ピンポイントで狙っての注射が可能となっています。そのほか、疑問や不安がありましたら、お気軽にご相談ください。

院長
成川 真也
診療内容
脳神経内科 内科
電話
049-299-8687
所在地
〒350-1101
埼玉県川越市大字的場1215-3
アクセス
的場駅 徒歩4分
診療時間
休診日:火曜日午後・土曜日午後・日曜日祝日
日祝
8:30~11:30
13:30~17:30